速力は、航走した距離を時間で割ることによって計算される。往復の平均速力は、往復で航走した距離を往復にかかった時間で割ればよい。航走した距離は60海里×2=120海里。 時間は、往復60海里÷15ノット=4時間、復航60海里÷10ノット=6時間 4時間+6時間=10時間かかっている。したがって平均速力は、120海里÷10時間=12ノットと計算される。
10ノットの船が8ノットの船に1時間当りに追いつく距離は、10−8=2海里である。 7400mを海里に直すと7400m÷1852m=3.99海里≒4海里。 追いつくまでの時間は4海里÷2海里=2時間と計算される。
針路に対して真向かいの2ノットの海流があるので、B地点に近づく速力は、12ノット−2ノット=10ノットである。42海里離れているので、42海里÷10ノット=4.2時間。0.2時間は0.2×60=12分であるから、4時間12分と計算される。
両船の速力の差は10海里÷2.5時間(2時間30分)=4ノットである。A船がB船に追いつくのであるからB船の速力は12ノット−4ノット=8ノットと計算される。
第1測定が船首方向45度、第2測定がその倍角の90度(真横)に観測しているということから、4点方位法を行っていることがわかる。したがって、第2測定におけるB灯台からの距離は、この間に航走した距離に等しい。午前11時53分から午前0時8分までは15分。速力15ノットで15分間に航走する距離は、15分は1時間の1/4(15分/60分)であるから、15ノット÷4=3.75海里と計算される。
甲船と乙船がおたがいに近づく速力は、14ノット+10ノット=24ノットである。84海里の距離を24ノットの速力で近づくのであるから、84海里÷24ノット=3.5時間=3時間30分と計算される。